無印良品でぬかどこを買った話

最近、無印良品で「発酵ぬかどこ」という商品を衝動買いした。

丈夫なジッパーバッグの中に、ぬかどこが1kg入っている。袋の大きさはA4の紙くらい。底に広めのマチがついていて、広げると自立する。

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550002787738

 

ぬかどこというものを所持するのは人生初めて。もしかしたら実家で母がやったことがあるかもしれないが、あったとしても一時的なもので、受け継がれているぬかどこはない。

だから、”ぬかどこの立ち上げ”も、”ぬかどこのお手入れ”も、どういうものかはっきり知らないのだが、大変そうなイメージだけはある。

 

でも、商品の正面にある

”毎日のかき混ぜがいらないぬかどこです。あらかじめ発酵させているので、そのまま野菜を漬けられます。”

というコピーを読んで、立ち上げ問題もお手入れ問題も瞬時に消失。まさに秒でやる気になってしまった。折しも良品週間中。始めさせてもらうわ!

 

もともとぬかどこ持ちに憧れもあった。漫画『凪のお暇』では重要な小道具としてぬかどこが描かれている。漫画家の吉田戦車さんもエッセイ漫画『まんが親』の中でぬかどこの世話について描いておられた。長年受け継がれたり、家による味があったり、”生きている”から世話(混ぜる)が必要だったり、なんかいいじゃないですか。(※リンクはそれぞれ1巻ですが、ぬか漬けが出てくるのは何巻かわかりません!すみません。)

 

でも今までやっていなかったのは、何をどうすりゃいいのか知らなさすぎて、最初の最初から調べないといけないから。。これは面倒くさがりにとってハードルが高いです。

出会い頭の一目惚れみたいに始めると、悩む時間もなくていいスタートが切れますね。

始まりはいつも突発事故的。

そういうの、大好きだ♪(アナ雪より。ミキの漫才見て自分の中で再ブーム)

 

ぬかどこの容器って、ベージュの小さな樽とか、ホーローのバットとかのイメージだけど、この商品は容器がいらないのがこれまたいい。ハサミで口を切ってジッパーを開けたら始められる。袋って、冷蔵庫の中での置き方に柔軟性があるので、この点でも私としてはポイント高いです。(このぬかどこは冷蔵保存が推奨されています)

 

つくり方やお手入れの仕方など、説明書きは裏面に書いてあります。一般的な容器と違って、ずっと説明書きと一緒、というのも、いつでも読めてイイ。

 

つくり方は、野菜を洗って切って水気をとって、ぬかどこに突っ込むだけです。

本当に簡単。1日で漬かります。好みによって2日。私は2日漬けたのが好きかな。

きゅうり、かぶ、大根、なす については、漬け込み量と下準備方法、漬け時間の目安を表にして載せてくれてます。ありがたーい

 

上記の野菜の他、私は

にんじん、大根の葉、長芋を漬けてみました。どれもおいしいです。

きっと使っていくとどんどん味が変わっていくのではと思っていますが、買って半月ほど、今のところフレッシュな酸味があります。

ほとんどの野菜が皮ごと漬けられるのがまた簡単だし、栄養も摂れていい。

このぬかどこを買ってから毎日ぬか漬けをポリポリ食べているけど、塩分ってどうなんでしょうね。摂りすぎにならないといいんだけど。

 

突然ですが、長芋のぬか漬けの仕方について。

長芋の立派なのをもらっていたので、漬けようと思ったんだけど、最初はどう漬けていいのかわからなくて躊躇もあったので、調べた結果を書いておきます。

検索したら、意外にも長芋も皮ごといけると書いてあったので、皮ごとと皮なし、両方漬けてみました。(皮ありの場合、食感を良くするため、ヒョロヒョロ出ているヒゲ根だけ除きます。ガスの火に近付けると細いヒゲ根だけ燃えてなくなります。フッと火がついてすぐ燃え尽きるので怖くないです。参考:白ごはん.comhttps://www.sirogohan.com/recipe/nukadoko-nagaimo/

 

また、長芋の表面に塩をつけて漬ける派と、ぬめりが出るから塩をつけない派、両方の情報が出てきたので、私は全て塩をつけずに漬けました。つけなくてまったく問題なかったです。参考:楽しいぬか漬け生活http://kaminend.com/537

2日くらい漬けたかな。皮ありも皮なしもおいしく漬かりました。皮があっても嫌な食感は全然なくて、むしろ歯応えが少し加わっていいかも。でも見た目的に皮なしは真っ白できれいです。娘は案の定皮なしばかり食べていました。

 

今まで漬けたきゅうり、かぶ、大根、なす、にんじん、大根の葉、長芋の中で

参考までに、小学校低学年の娘はきゅうりと長芋が好きなようでした。他のはひと口食べて拒否でした。

夫は全部おいしいけど、特に好きなのはかぶとのこと。私もかぶ、おいしかった。あとは大根、にんじんが好き。きゅうりは、ものによっては水っぽくなるかもしれない。旬の夏にはもっとおいしいのかもしれませんね。

 

今漬けているのはブロッコリー。茎の部分を漬けている人が多いようです。なるほど、ぬか漬けはブロッコリーの茎のすごくいい利用法だよね。膝を打ったわ〜。物は試しで、つぼみの方も小房3つだけ漬けてみた。

 

食卓にぬか漬けが加わると野菜が手軽に摂れるし、家で漬けるって満足感あります。

しかし冷蔵庫が!冷蔵庫がものすごぬか漬け臭くなる!一気に「実家感」のあるオイニー(におい)になりました。

ぬかどこは野菜室にあるしジッパー付きバッグで密閉されているので、あまり気にならないのですが。

問題は、出来上がったぬか漬けを切って入れる保存容器。これ、密閉できるやつがいいね笑

iwakiの耐熱ガラスの容器あるやん?密閉タイプじゃないから、あれじゃないほうがいいわ笑(あれには罪はないです、いつもお世話になってます)

セラーメイトのチャーミーさんにしたら、ましになりました。(チャーミーさん、ぬか漬け入れる以外でも、安いし中身見えるし密閉できるしおすすめです。)

 

ちなみに、無印良品のぬかどこ、毎日お手入れ(かき混ぜる)の必要はないけど、二週間に一回はかき混ぜてね、と書いてありました。

少なくとも一週間に一つくらい、何かしら漬けてるとよさそうですよね。

 

手軽にぬか漬け生活、始めたい方におすすめです。

家族で漢検を受けてみる。準備段階編

ノリで、家族で漢検を受けてみることにした。

小学校低学年の娘は学年に合わせた級を受ける。

齢40の私と夫は、娘と同じ時間に検定試験を受けられる級を探して、準2級にした。

 

試験日は2020年の2月中旬。現役小学生は毎日漢字を書いているし、学校でもちょうどその年度の漢字の総まとめをする頃だから、復習が試験勉強になり、余裕だろう。過去問をやって試験の形式に慣れておけば、クリアできそうだ。

 

問題なのはもちろん、40歳の私たち大人のほうである。準二級の出題範囲は、大体高校在学中に学習する漢字、とのこと。はい、高校卒業後20年以上、そして社会人になってから手で字を書く機会がめっきり減ってますからね〜、、、

まあ、少し難しい方が受け甲斐があるというもの。なんて…大丈夫か。

 

さー、大人たちどうやって準備しとこう。受検の目的は特になく(ノリですから)、まさにレジャー感覚で、あるとすれば娘に勉強する背中を見せたいということくらい。準二級の検定料は一人2,500円。検定料以外にあまりお金をかけたくないのが本音です。

検索してみると、漢検の勉強用に無料の問題が載っているサイトがある。ひとまず、暇な時にやっていくことにする。

 

いろんなジャンルから問題が出るが、準2級は、読み書きのほか、熟語の構成、対義語類義語、誤字訂正、四字熟語、同音訓異字、部首、送り仮名などがあるらしい。

 

スマホの画面見ながら解いただけの段階での感想。「四字熟語」と「部首」が全くわかりません‼︎

四字熟語は、聞いたことない(習ったのかなあ…?とにかく記憶にない)ものがたくさん。四字熟語の一文字が虫食いになってて、かなで書いてある選択肢の中から1つ選び漢字に直して答えるという問題。わからないのですぐ正解を見ちゃいますが、佳人才子、匹夫匹婦、漸入佳境。。。正解見てもピンときません。全部知らないよ…?どうして…?

 

部首は、一文字漢字が書いてあって、「この漢字の部首は何でしょう?」という問題。

例えば、「甲」の部首は?→「田(た)」。でも「塁」の部首は、→「土(つち)」なんですね。じゃあ、「竜」の部首は?→「竜(りゅう)」なんです(笑)

これ、何か法則があるのかな?それとも丸暗記するしかないの?こうなってくると、目的のない受検者は「つか、部首なんて知らなくても死なないし」という気持ちになるから弱いですね笑

 

漢検のサイトに過去問が1つ載っていたので、プリントアウトして挑戦。

最初に読み、書き問題がありますが、実際に紙に答えを書いていくと、普段使うことのない言葉を手書きで書くなんていう作業が久しぶりで、脳も腕もいつも使わない筋肉を動かしている感じで、緊張と高揚を感じる笑 焦りを感じつつ、ちょっと気持ちいいです。

スマホの画面見て、漢字を脳内再生してる(つもり)だけだと働かないところが働いてます!なんか楽しい!おすすめ!

 

過去問を手書きで解いて新たに難しいと思ったのが、「誤字訂正」の問題。

7、8個熟語の入った文章があり、1つだけある誤字を正しい漢字で書き直せ、という問題です。

誤りはわかるんだけど、その誤った漢字を見ちゃってると正しい漢字が思い出せないという現象が!これには年齢を感じました。すんごいもどかしい。

 

ひとまず、サイトに載っていた2018年度の過去問は、200点満点中166点でした。

合格基準は、準2級は70%程度らしいので、これはいけるかも!?

ただやはり、部首がボロボロ。捨てようかなとも思ったのですが、四字熟語はこの年度では意外と自分と相性の良い問題が出たので大丈夫だったけど、難しいのが出ちゃったら最終的にアウトになりかねない状態なので、ちょこちょこ勉強するしかないなと思っています。新しいことを知るのも楽しいしね!(本当は昔勉強してたはず…?)

 

娘は過去問満点でした。さすが現役…!

 

ちなみに、「漢検(漢字能力検定)」ではなくて「漢熟検(漢字習熟度検定)」という検定もあるようなのですね。

それぞれ目的が違うようなのですが。

間違って「漢検」ではなくて「漢熟検」の過去問もプリントアウトしていて、

夫にはうっかり「漢熟検」の過去問を渡してトライさせてしまったのですが、結果は4割程度でした。問題が違うとは言え、このままでは落ちる!夫は全ジャンルの勉強をしないといけなさそうです。

(私も漢熟検の過去問も解いて見ましたが、漢検より少し易しいような気がしましたが、勉強にはなるので、過去問がたくさんサイトにあるし、使えると思います。範囲が少し違うので要注意ですが!

特に、小学生の娘には日常の勉強の一環として漢熟検の過去問をやらせるのは良さそうだと思いました。)

 

あとひと月半くらいで、どれだけ準備ができるか。

ちょいとがんばって、試験のあとの打ち上げを楽しみにしたいと思います。(結局それ)

 

参考

漢検https://www.kanken.or.jp/kanken/

漢熟検:https://www.kanjukuken.jp/

辞典オンライン漢字検定WEB問題集.:https://kanken.jitenon.jp/

学校を休ませるか迷うこともある話。

子どもが熱を出して小学校を休んだ。明後日から冬休みだ。先週がインフルでの学級閉鎖ラッシュだったのだが、それを外しての体調不良。朝の段階では37度台前半の微熱に頭痛・腹痛。

大したことはなさそうだったが、明日の冬休み前最終日に備えて今日は休んだほうがいいね、ということで欠席したのだが、昼前からぐんぐん熱が上がって、38度台後半に到達した。休ませてよかった。。

咳や関節痛などの症状はないのでインフルではなさそうでよかったが、この分だと明日も行けない可能性は高い。そのまま冬休み&クリスマスに突入になりそうだ。

 

子どもの体調が微妙な時、休ませるかどうかの判断って、結構むずかしい。(成長すると変わっていくのかもしれないが、小学校低学年の今は親が判断を担うものだと私は思っている。)

昔、幼稚園入園前に保育園の一時保育に預ける時がたまにあったが、そこのルールだと朝体温を測って37.5度以上だったら預かれない、という線引きだったので、今でもそれを判断のラインにしている。

一応のラインであって、37.5度に達していなくても、だるそうだったりとか、子どもが「今日はがんばって行きたい」と言わず、休みたいようだったら休ませようかなと思っている。

しかし簡単に休ませていいのかな、授業に遅れないかなとか、少し迷いもする。

私が昔、学校は行かなくて済むならできるだけ行きたくないと思っていた子どもだったから、簡単に休んでOKにするとずっと休みたがるんじゃないかな、とかも思ってしまう。

 

幼稚園に入園したてのころ、人見知りで未知の世界を怖がりがちだった娘は、登園を渋る朝が多く、苦労した。行きたくないので、ちょっとおなかが痛いとか頭が痛いとか言う。しかし見た目元気そうで、計ると熱もないので、その時はそれこそ37.5度の基準を使って「お熱がないから、ひとまず行ってみよう。途中で帰ってきてもいいよ」などと言ってなんとか連れ出していた。

幼稚園の門まで行って、先生の顔を見ると園に吸い込まれていく。中に入ってしまえば、早退することもなく、先生からの報告は「楽しそうに過ごしていました」だった。そうやってだましだまし登園を続けていたら、入園一年目の年少は皆勤賞だった。気づけば全日通っていたのであった。

 

毎日行きたくないのに1日でもそれを許したら毎日行かないことになってしまうんじゃないかと怖かった。幼稚園という毎日通うものの第一歩で、新米母の私はプレッシャーを感じていた。なだめたりすかしたり、幼稚園の先生の協力も仰ぎなんとか通ううち、だんだんと楽しげに通うようになっていった。三年間を通してゆっくりと上向きになっていった感じだった。

年少の一年は、健康だけど行きたくはない一年で、子どもも親もがんばった奇跡の皆勤賞だった。となってくると親は欲が出て、三年間皆勤賞も夢じゃないかも、なんて思ってしまう。

だからその後初めて体調不良で休んだ時はすごく葛藤してしまったものだ。がんばれば行けるかも…?なんて。そして、一回休ませたら、また登園拒否が始まるのでは?という怖さもあった。

いかんいかん、子どもの体第一、と思い直して欠席させた記憶がある。

 

結果的に皆勤賞をとれたら本当にすごいんだけれど、皆勤賞のために無理をすることは全然意味がない。まして、子ども自身がとりたがっていない皆勤賞はなおさら意味がなく、親の自己満足でしかないと、葛藤した身としては思う。

 

小学校低学年になった今、娘は毎日楽しげに学校に通っている。もちろん休日大好きだし、学級閉鎖や悪天候での休校など大歓迎(笑)なんだけれど、友だちと遊ぶのも楽しいようだし、授業につまずきも感じていない様子である。風邪や怪我で半年に二日ほどの割合で欠席しており、皆勤賞には程遠い出欠状況であるが、体調以外で休みたいとは今のところ言い出さない。学年が上がってくれば、むずかしいことも増えてくるかもしれない…とは思いつつ、現状は喜ばしい。

 

ずーっと休みたくなったり、その後復帰しにくくなったりとか、まだ起こってもいないことを今から心配せずに、

子どもの調子をよく見て「休もう」と言える親でありたいと思う、その昔「体調以外の理由で休みがちな子ども」だった私である。

2019年秋のドラマ最終回を終えて。『俺の話は長い』『G線上のあなたと私』

・『俺の話は長い』土曜夜10時・日テレ  主演:生田斗真 脚本:金子茂樹 演出:中島 悟 ほか チーフプロデューサー:池田健司 プロデューサー:櫨山裕子 秋元孝之 制作協力:オフィスクレッシェンド 製作著作:日本テレビ

 

最高でした。 

滅多にない、中だるみなく全回クオリティが高かったドラマ。

途中から恋愛の話ばかりになっていってしまうのか?と心配したが、そんなことはなく、その後もファミリードラマを楽しませてくれた。

言うまでもなく会話劇がすばらしく、登場人物がみな愛すべきキャラクターで、それを生き生きと俳優さんたちが演じていて、その世界に飛び込みたくなるような立体感だった。

 

また、ちょこちょこと私は泣かされてしまったが、いい泣かせ方してきやがるというか、くさすぎなくていい。

最終回の、コージさんがタクシー運転手になるもう一つの理由にはやられた。。「くっ…」と変な声が出てしまった、恥ずかしい。

がんばれの合唱はちょっと照れ臭かったが、マラソンの声援に紛れさせるところが憎いし、あの家族らしかった。

 

役者さんみんなよくて、特別に誰が良いとも言えないくらい。

ミツルの減らず口に憧れたし、小池栄子の姉ちゃんの芸術的な間のツッコミにいつも笑ったし、姪っ子のいつもとがってる口と食い意地、を演じた清原伽耶に潔い女優魂を感じたし、コージさんのどこまでも優しくて情けないキャラクター、好きだったな。。安田顕、いい顔するなあ。。丁々発止のやりとりが繰り広げられながらもあたたかい茶の間の雰囲気は、母親役の原田美枝子の懐の深さが作っている気がした。

毎週楽しませてくれてありがとうと言いたい。私にとって完璧だったので、続編は望んでいない。あったら絶対観るけど。

ミツルのつむじの寝癖、好きだったなー

 

・『G線上のあなたと私』火曜夜10時・TBS 主演:波瑠 原作:いくえみ綾「G線上のあなたと私」 脚本:安達奈緒子 音楽:末廣健一郎 MAYUKO 主題歌:緑黄色社会「sabotage」 演出:金子文紀 竹村謙太郎 福田亮介 チーフプロデューサー:磯山晶 プロデューサー:佐藤敦司 製作:TBSスパークル TBS

 

二つある録画機器両方ともなぜか録画できてなくて、TVerでやっと見られました。TVerさまありがとう。。

最終回見終えてなお、よかった。

納得感があるのは、いろんな年代にわたる登場人物一人一人に魅力があったからでしょうか。

 

このドラマの魅力はなんだったんだろう。(ちなみに原作は読んでいないです。)

バイオリンを始めるところに興味を引かれたのもあるし、やはり三人の関係性が見ていて心地よかったのが一番かな。

大人になってからの、世代を超えた友人との出会いに、憧れも感じる。この三人の関係性はさぞ楽しかろうと思うし。

 

ヤエコとリヒトの恋は、中盤くらいに恋愛の予感を醸し出されたときには、えー恋愛始まっちゃうのかあーと残念で、ちょっと気分が下がったが、二人の恋愛があったがゆえにユキエさんのリアクションや応援の様子を観られたわけなので、結果、よかった。私はユキエさんを観るのが好きみたいです。

ユキエさんの立場や心情がけっこう繊細にリアルに描かれていた気がするので、原作者もしくは脚本家がユキエさんに近い立場なのかなと思った。少し遅く帰ったら家族が素うどんだけで夕食を済ませてて、おかずを足したくてあせるシーンとか、すごくリアル。

 

ユキエさん、いいわーと、クール途中のドラマ感想を書いている頃は単純に思っていたのだけど、よく考えると、いいわと単純に言ってていのか。とも思って。

ユキエさんには、やさしく大きな器を見せてもらうと安心する一方、それを求めてしまう自分に罪悪感を覚えるというか。「お母さん」「大人の女性」にお願いしたい理想像みたいなのが、お母さんであり40歳の女性である自分にもあるんだと気付かされました。だからこそ私は時々苦しくなるのかもしれない。なんて自分を省みました。

 

全体的にテレビドラマらしい清潔感とカラリとした明るさがあり、放送翌日の午前中の光の中、録画を観るのが爽やかでよかった。

 

・「グランメゾン東京」が最終回を終えたらまた書きます。

読書感想:『ストーカー病 −歪んだ妄想の暴走は止まらない− 「恨みの中毒症状」の治療なしに、被害者は減らせない』福井裕輝

以前感想を書いた『ストーカーとの700日戦争』という本の中に出てきた本。治療の対象となる「病」としてのストーカーについて知りたくなり、読んだ。

 

著者は精神科医で、性犯罪者やストーカー行為を繰り返す人の診療をしたり、犯罪者の精神鑑定も行なっている方らしい。

 

臨床の経験や研究の結果をもとに、ストーカー被害を減らすことを願って書かれたという本である。

 

相手からの拒否や、警察などからの警告があってから行動をやめられるか否かを「ストーカー的」と「ストーカー病」の境界線とし、後者の病としてのストーカーについて、

その分類、原因の推察、脳との関係、治療法。

また、ストーカーによる被害を減らすために、被害者になりやすい人の傾向や、被害に遭わないための行動のしかたも。

司法と医療との連携についても話が及ぶ。

 

全体的に興味深かった。が、個人的に注目したのは、局所的で申し訳ないが

ストーカー病の因子として推察されるものを紹介する中で、その1つとして自己愛性パーソナリティー障害が挙げられており(注;著者も繰り返し強調しているが、この障害や傾向を持つからといってただちにストーカーとなるわけではない)、それに関わる記述である。

 

後天的な育成環境も大いに関わるというので、育児している身としても気になるところであり、

また、私が今までの人生で関わったおかしな人たち、もしかしてこの傾向があったのかなと思い当たるからである。

 

自己愛性パーソナリティー障害に見られる、病的な自己愛というのは、実は、異常なまでに強い自己否定感や自己嫌悪感の抑圧のために発動するのだという。

 

幼少期から順番にまとめてみると、

幼少期にセキュアベース(心の安全基地。愛着対象である親から与えられる安定した心的環境により育まれる)が十分に育まれない

→いつも不安で、自分に自信を持つことができない

→その不安を緩和するために、自分は特別な存在であると思い続ける

→他者を貶めることで、実際に自分を特別な存在にしようとする

 

純化しすぎたかもしれないが、そういう流れのようである。

 

自分の存在価値に自信が持てない状態にある彼らは、自分自身の価値基準を他者の評価に求める。

 

絶対的な自信ではなく、相対的な自信。しかもそれは他者を下げることで得られるという…(なんて虚しいんだろう)

自己愛を傷つけられると、その反応として、相手への苛立ちや暴力的攻撃といった様々な形で表出されるとのこと。

 

異常に地位にこだわり、それが叶わないと攻撃的態度に出たあの人も、そうだったのかなと思う。

平常時の人物像とのギャップを思い出すといつでも薄ら寒い気持ちになる、私の体験である。

大なり小なり、結構周りにいるのかもしれないですね。

みなさんはそんな経験ないでしょうか。

 

その人も、かわいそうな子ども時代だったのかもしれないが、実害を被れば、かわいそうがっている場合じゃないんですよね。。

 

本当に一部についてのみの記述になってしまいましたが、

精神科医の生の声としても非常に興味深い資料と言えるし

一般向けに難しいことははしょって書かれていると思われ、平易で読みやすいです。

著者の個人的な思いと、そこに至る生い立ちや経緯も書かれ、ここは要るのかなとも思いつつ…印象に残る部分ではありました。

将来的に就くお仕事として精神科医を考えている若い人がそういった関心でもって読むのにもいいかもしれないです。

『ストーカー病 −歪んだ妄想の暴走は止まらない− 「恨みの中毒症状」の治療なしに、被害者は減らせない』福井裕輝

友だちとがんばって会わないことにした。

すごくおなかがすいてしまった…

最近は寒いからか、食欲がものすごいのだけど、先日断水の時に行った喫茶店のカフェラテとチョコケーキが冬の食欲にどんぴしゃで美味しくて、脳があのお店を求めてるんだよね〜〜

あそこ行きたいよ〜、重めのスイーツ食べさせてよ〜ってささやいてくるんだよね〜

私も行きたいのは山々だが、あんまりお金使えないし、寒くて外出たくないよ、って断った所です(脳に)。。ううう…(行きてえ)

 

今日は家で映画を観ようと決めているので、日々やることを午前中に済ませて、昼食も済ませてソファーに沈むぜ、という意気込みでおります。

 

水槽で栽培している水草の全身にカビが生えてるのを発見してしまって、脳の片隅でずっとその情報がまたたいていますが、今日のタスクをすべて終えるまでは無視したいと思います。

 

今日は友人について書いてみます。

 

最近、自分にとって友だちとはなんぞや、ということをよく考えるのですが

それは少し前に20年来の友人ともう会いたくないなと思ってしまい、距離をとることに決めたということがきっかけで、

でも、それがなくても、「友とはなんぞや」は、小学校の時の友人難からあと、ずっと私につきまとってきた問題かもしれない。

 

友だちって何だろう。厚い友情物語を経験していないからかもしれないが、相手と過ごす時間が心地よいものでなくなった時に終わりを迎える、とてももろいものと私は最近感じている。

 

学生時代、社会人、ママ友と、それぞれの時期のいろんな場所で新しく人と出会い、「友だちづきあい」をしてきたわけだけれど

「場」がなくなれば会わなくなる友だちがほとんどである。(その中でもごくごく少数の友人と細々とつきあいを続けてきた。)

 

友だちと何をするか?と言えば、筆頭に「おしゃべり」があると思う。「食事」や「お酒を飲む」は、つまりはおしゃべりをするための会合だもんね。

共通の話題があれば、盛り上がるので楽しいわけで、共通の場・共通の立場であることがそれを容易にし、共通事項がなくなればそれが難しくなる。

 

限られた時間の中、楽しくない相手とは会ってる場合じゃなくなるわけで、友人関係は淘汰されていく。

それでも維持するには、お互いの努力が必要だ。

 

その努力って必要なのか?と、傲慢かもしれないが、最近の私は感じている。

 

いつか一人になって、さみしくて泣くかもしれないが、さみしくならないために友人関係の維持に努力するというのも、自分可愛さが過ぎる気がする。そして自分可愛さでやっているようでいて、今の自分にやさしくないんじゃないかと。。

 

お互いの気持ちが釣り合う場合にしか続かないものなんだろう。

 

書いていたら整理されてきた。

 

努力してきたわけではなく会いたいから会ってきたあの人に、私はもう会いたくなくなってしまったんだ。

少し前から、会っても楽しいと思えなくなり、帰り道とその後数日、もやもやと悲しみのような気持ちで心がぐったりしてしまう。

会うなら「がんばって」行かなきゃいけない。でも、大切な時間もお金も使って、疲れに行かなくていいよね。

そう思ったのです。

年のせいか、心の疲れは体の疲れに直結する気がする。もう無理できません、よんじっさい。

 

抽象的すぎてわけわかりませんね、すいません。

いつかまた書くかもしれませんが今日はこのへんで。。。みなさまも寒さにはお気をつけて。

はじめまして、生牡蠣です。

生牡蠣 namagakiです。

現在40歳、女です。

夫、小学生の子あり。

仕事なし。特技なし。体力気力なし。

油断するとずぶずぶと落ち込みがちで、腐っていきそうになるので

防止のためにブログを書くことにしました。

生きるために書く。略して生き書く。で、生書き。生牡蠣です。

 

身の回りのこと、映画やドラマ、本の感想。時短(手抜き)料理のレシピ。ちょこっと美容。

など、書いていきます。

実は、ブログをやると決めてから、ここ1ヶ月くらい、書きためてきたので

ちこちことアップしていきます。

日付はその時のものにしたいと思うので(できるのかな?)

今日のこの記事よりさかのぼるかもしれません。

 

ビビリなのでコメントなしにします。すみません。

よろしくお願いいたします。