家族で漢検を受けてみる。準備段階編

ノリで、家族で漢検を受けてみることにした。

小学校低学年の娘は学年に合わせた級を受ける。

齢40の私と夫は、娘と同じ時間に検定試験を受けられる級を探して、準2級にした。

 

試験日は2020年の2月中旬。現役小学生は毎日漢字を書いているし、学校でもちょうどその年度の漢字の総まとめをする頃だから、復習が試験勉強になり、余裕だろう。過去問をやって試験の形式に慣れておけば、クリアできそうだ。

 

問題なのはもちろん、40歳の私たち大人のほうである。準二級の出題範囲は、大体高校在学中に学習する漢字、とのこと。はい、高校卒業後20年以上、そして社会人になってから手で字を書く機会がめっきり減ってますからね〜、、、

まあ、少し難しい方が受け甲斐があるというもの。なんて…大丈夫か。

 

さー、大人たちどうやって準備しとこう。受検の目的は特になく(ノリですから)、まさにレジャー感覚で、あるとすれば娘に勉強する背中を見せたいということくらい。準二級の検定料は一人2,500円。検定料以外にあまりお金をかけたくないのが本音です。

検索してみると、漢検の勉強用に無料の問題が載っているサイトがある。ひとまず、暇な時にやっていくことにする。

 

いろんなジャンルから問題が出るが、準2級は、読み書きのほか、熟語の構成、対義語類義語、誤字訂正、四字熟語、同音訓異字、部首、送り仮名などがあるらしい。

 

スマホの画面見ながら解いただけの段階での感想。「四字熟語」と「部首」が全くわかりません‼︎

四字熟語は、聞いたことない(習ったのかなあ…?とにかく記憶にない)ものがたくさん。四字熟語の一文字が虫食いになってて、かなで書いてある選択肢の中から1つ選び漢字に直して答えるという問題。わからないのですぐ正解を見ちゃいますが、佳人才子、匹夫匹婦、漸入佳境。。。正解見てもピンときません。全部知らないよ…?どうして…?

 

部首は、一文字漢字が書いてあって、「この漢字の部首は何でしょう?」という問題。

例えば、「甲」の部首は?→「田(た)」。でも「塁」の部首は、→「土(つち)」なんですね。じゃあ、「竜」の部首は?→「竜(りゅう)」なんです(笑)

これ、何か法則があるのかな?それとも丸暗記するしかないの?こうなってくると、目的のない受検者は「つか、部首なんて知らなくても死なないし」という気持ちになるから弱いですね笑

 

漢検のサイトに過去問が1つ載っていたので、プリントアウトして挑戦。

最初に読み、書き問題がありますが、実際に紙に答えを書いていくと、普段使うことのない言葉を手書きで書くなんていう作業が久しぶりで、脳も腕もいつも使わない筋肉を動かしている感じで、緊張と高揚を感じる笑 焦りを感じつつ、ちょっと気持ちいいです。

スマホの画面見て、漢字を脳内再生してる(つもり)だけだと働かないところが働いてます!なんか楽しい!おすすめ!

 

過去問を手書きで解いて新たに難しいと思ったのが、「誤字訂正」の問題。

7、8個熟語の入った文章があり、1つだけある誤字を正しい漢字で書き直せ、という問題です。

誤りはわかるんだけど、その誤った漢字を見ちゃってると正しい漢字が思い出せないという現象が!これには年齢を感じました。すんごいもどかしい。

 

ひとまず、サイトに載っていた2018年度の過去問は、200点満点中166点でした。

合格基準は、準2級は70%程度らしいので、これはいけるかも!?

ただやはり、部首がボロボロ。捨てようかなとも思ったのですが、四字熟語はこの年度では意外と自分と相性の良い問題が出たので大丈夫だったけど、難しいのが出ちゃったら最終的にアウトになりかねない状態なので、ちょこちょこ勉強するしかないなと思っています。新しいことを知るのも楽しいしね!(本当は昔勉強してたはず…?)

 

娘は過去問満点でした。さすが現役…!

 

ちなみに、「漢検(漢字能力検定)」ではなくて「漢熟検(漢字習熟度検定)」という検定もあるようなのですね。

それぞれ目的が違うようなのですが。

間違って「漢検」ではなくて「漢熟検」の過去問もプリントアウトしていて、

夫にはうっかり「漢熟検」の過去問を渡してトライさせてしまったのですが、結果は4割程度でした。問題が違うとは言え、このままでは落ちる!夫は全ジャンルの勉強をしないといけなさそうです。

(私も漢熟検の過去問も解いて見ましたが、漢検より少し易しいような気がしましたが、勉強にはなるので、過去問がたくさんサイトにあるし、使えると思います。範囲が少し違うので要注意ですが!

特に、小学生の娘には日常の勉強の一環として漢熟検の過去問をやらせるのは良さそうだと思いました。)

 

あとひと月半くらいで、どれだけ準備ができるか。

ちょいとがんばって、試験のあとの打ち上げを楽しみにしたいと思います。(結局それ)

 

参考

漢検https://www.kanken.or.jp/kanken/

漢熟検:https://www.kanjukuken.jp/

辞典オンライン漢字検定WEB問題集.:https://kanken.jitenon.jp/