無印良品でぬかどこを買った話

最近、無印良品で「発酵ぬかどこ」という商品を衝動買いした。

丈夫なジッパーバッグの中に、ぬかどこが1kg入っている。袋の大きさはA4の紙くらい。底に広めのマチがついていて、広げると自立する。

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550002787738

 

ぬかどこというものを所持するのは人生初めて。もしかしたら実家で母がやったことがあるかもしれないが、あったとしても一時的なもので、受け継がれているぬかどこはない。

だから、”ぬかどこの立ち上げ”も、”ぬかどこのお手入れ”も、どういうものかはっきり知らないのだが、大変そうなイメージだけはある。

 

でも、商品の正面にある

”毎日のかき混ぜがいらないぬかどこです。あらかじめ発酵させているので、そのまま野菜を漬けられます。”

というコピーを読んで、立ち上げ問題もお手入れ問題も瞬時に消失。まさに秒でやる気になってしまった。折しも良品週間中。始めさせてもらうわ!

 

もともとぬかどこ持ちに憧れもあった。漫画『凪のお暇』では重要な小道具としてぬかどこが描かれている。漫画家の吉田戦車さんもエッセイ漫画『まんが親』の中でぬかどこの世話について描いておられた。長年受け継がれたり、家による味があったり、”生きている”から世話(混ぜる)が必要だったり、なんかいいじゃないですか。(※リンクはそれぞれ1巻ですが、ぬか漬けが出てくるのは何巻かわかりません!すみません。)

 

でも今までやっていなかったのは、何をどうすりゃいいのか知らなさすぎて、最初の最初から調べないといけないから。。これは面倒くさがりにとってハードルが高いです。

出会い頭の一目惚れみたいに始めると、悩む時間もなくていいスタートが切れますね。

始まりはいつも突発事故的。

そういうの、大好きだ♪(アナ雪より。ミキの漫才見て自分の中で再ブーム)

 

ぬかどこの容器って、ベージュの小さな樽とか、ホーローのバットとかのイメージだけど、この商品は容器がいらないのがこれまたいい。ハサミで口を切ってジッパーを開けたら始められる。袋って、冷蔵庫の中での置き方に柔軟性があるので、この点でも私としてはポイント高いです。(このぬかどこは冷蔵保存が推奨されています)

 

つくり方やお手入れの仕方など、説明書きは裏面に書いてあります。一般的な容器と違って、ずっと説明書きと一緒、というのも、いつでも読めてイイ。

 

つくり方は、野菜を洗って切って水気をとって、ぬかどこに突っ込むだけです。

本当に簡単。1日で漬かります。好みによって2日。私は2日漬けたのが好きかな。

きゅうり、かぶ、大根、なす については、漬け込み量と下準備方法、漬け時間の目安を表にして載せてくれてます。ありがたーい

 

上記の野菜の他、私は

にんじん、大根の葉、長芋を漬けてみました。どれもおいしいです。

きっと使っていくとどんどん味が変わっていくのではと思っていますが、買って半月ほど、今のところフレッシュな酸味があります。

ほとんどの野菜が皮ごと漬けられるのがまた簡単だし、栄養も摂れていい。

このぬかどこを買ってから毎日ぬか漬けをポリポリ食べているけど、塩分ってどうなんでしょうね。摂りすぎにならないといいんだけど。

 

突然ですが、長芋のぬか漬けの仕方について。

長芋の立派なのをもらっていたので、漬けようと思ったんだけど、最初はどう漬けていいのかわからなくて躊躇もあったので、調べた結果を書いておきます。

検索したら、意外にも長芋も皮ごといけると書いてあったので、皮ごとと皮なし、両方漬けてみました。(皮ありの場合、食感を良くするため、ヒョロヒョロ出ているヒゲ根だけ除きます。ガスの火に近付けると細いヒゲ根だけ燃えてなくなります。フッと火がついてすぐ燃え尽きるので怖くないです。参考:白ごはん.comhttps://www.sirogohan.com/recipe/nukadoko-nagaimo/

 

また、長芋の表面に塩をつけて漬ける派と、ぬめりが出るから塩をつけない派、両方の情報が出てきたので、私は全て塩をつけずに漬けました。つけなくてまったく問題なかったです。参考:楽しいぬか漬け生活http://kaminend.com/537

2日くらい漬けたかな。皮ありも皮なしもおいしく漬かりました。皮があっても嫌な食感は全然なくて、むしろ歯応えが少し加わっていいかも。でも見た目的に皮なしは真っ白できれいです。娘は案の定皮なしばかり食べていました。

 

今まで漬けたきゅうり、かぶ、大根、なす、にんじん、大根の葉、長芋の中で

参考までに、小学校低学年の娘はきゅうりと長芋が好きなようでした。他のはひと口食べて拒否でした。

夫は全部おいしいけど、特に好きなのはかぶとのこと。私もかぶ、おいしかった。あとは大根、にんじんが好き。きゅうりは、ものによっては水っぽくなるかもしれない。旬の夏にはもっとおいしいのかもしれませんね。

 

今漬けているのはブロッコリー。茎の部分を漬けている人が多いようです。なるほど、ぬか漬けはブロッコリーの茎のすごくいい利用法だよね。膝を打ったわ〜。物は試しで、つぼみの方も小房3つだけ漬けてみた。

 

食卓にぬか漬けが加わると野菜が手軽に摂れるし、家で漬けるって満足感あります。

しかし冷蔵庫が!冷蔵庫がものすごぬか漬け臭くなる!一気に「実家感」のあるオイニー(におい)になりました。

ぬかどこは野菜室にあるしジッパー付きバッグで密閉されているので、あまり気にならないのですが。

問題は、出来上がったぬか漬けを切って入れる保存容器。これ、密閉できるやつがいいね笑

iwakiの耐熱ガラスの容器あるやん?密閉タイプじゃないから、あれじゃないほうがいいわ笑(あれには罪はないです、いつもお世話になってます)

セラーメイトのチャーミーさんにしたら、ましになりました。(チャーミーさん、ぬか漬け入れる以外でも、安いし中身見えるし密閉できるしおすすめです。)

 

ちなみに、無印良品のぬかどこ、毎日お手入れ(かき混ぜる)の必要はないけど、二週間に一回はかき混ぜてね、と書いてありました。

少なくとも一週間に一つくらい、何かしら漬けてるとよさそうですよね。

 

手軽にぬか漬け生活、始めたい方におすすめです。