学校を休ませるか迷うこともある話。

子どもが熱を出して小学校を休んだ。明後日から冬休みだ。先週がインフルでの学級閉鎖ラッシュだったのだが、それを外しての体調不良。朝の段階では37度台前半の微熱に頭痛・腹痛。

大したことはなさそうだったが、明日の冬休み前最終日に備えて今日は休んだほうがいいね、ということで欠席したのだが、昼前からぐんぐん熱が上がって、38度台後半に到達した。休ませてよかった。。

咳や関節痛などの症状はないのでインフルではなさそうでよかったが、この分だと明日も行けない可能性は高い。そのまま冬休み&クリスマスに突入になりそうだ。

 

子どもの体調が微妙な時、休ませるかどうかの判断って、結構むずかしい。(成長すると変わっていくのかもしれないが、小学校低学年の今は親が判断を担うものだと私は思っている。)

昔、幼稚園入園前に保育園の一時保育に預ける時がたまにあったが、そこのルールだと朝体温を測って37.5度以上だったら預かれない、という線引きだったので、今でもそれを判断のラインにしている。

一応のラインであって、37.5度に達していなくても、だるそうだったりとか、子どもが「今日はがんばって行きたい」と言わず、休みたいようだったら休ませようかなと思っている。

しかし簡単に休ませていいのかな、授業に遅れないかなとか、少し迷いもする。

私が昔、学校は行かなくて済むならできるだけ行きたくないと思っていた子どもだったから、簡単に休んでOKにするとずっと休みたがるんじゃないかな、とかも思ってしまう。

 

幼稚園に入園したてのころ、人見知りで未知の世界を怖がりがちだった娘は、登園を渋る朝が多く、苦労した。行きたくないので、ちょっとおなかが痛いとか頭が痛いとか言う。しかし見た目元気そうで、計ると熱もないので、その時はそれこそ37.5度の基準を使って「お熱がないから、ひとまず行ってみよう。途中で帰ってきてもいいよ」などと言ってなんとか連れ出していた。

幼稚園の門まで行って、先生の顔を見ると園に吸い込まれていく。中に入ってしまえば、早退することもなく、先生からの報告は「楽しそうに過ごしていました」だった。そうやってだましだまし登園を続けていたら、入園一年目の年少は皆勤賞だった。気づけば全日通っていたのであった。

 

毎日行きたくないのに1日でもそれを許したら毎日行かないことになってしまうんじゃないかと怖かった。幼稚園という毎日通うものの第一歩で、新米母の私はプレッシャーを感じていた。なだめたりすかしたり、幼稚園の先生の協力も仰ぎなんとか通ううち、だんだんと楽しげに通うようになっていった。三年間を通してゆっくりと上向きになっていった感じだった。

年少の一年は、健康だけど行きたくはない一年で、子どもも親もがんばった奇跡の皆勤賞だった。となってくると親は欲が出て、三年間皆勤賞も夢じゃないかも、なんて思ってしまう。

だからその後初めて体調不良で休んだ時はすごく葛藤してしまったものだ。がんばれば行けるかも…?なんて。そして、一回休ませたら、また登園拒否が始まるのでは?という怖さもあった。

いかんいかん、子どもの体第一、と思い直して欠席させた記憶がある。

 

結果的に皆勤賞をとれたら本当にすごいんだけれど、皆勤賞のために無理をすることは全然意味がない。まして、子ども自身がとりたがっていない皆勤賞はなおさら意味がなく、親の自己満足でしかないと、葛藤した身としては思う。

 

小学校低学年になった今、娘は毎日楽しげに学校に通っている。もちろん休日大好きだし、学級閉鎖や悪天候での休校など大歓迎(笑)なんだけれど、友だちと遊ぶのも楽しいようだし、授業につまずきも感じていない様子である。風邪や怪我で半年に二日ほどの割合で欠席しており、皆勤賞には程遠い出欠状況であるが、体調以外で休みたいとは今のところ言い出さない。学年が上がってくれば、むずかしいことも増えてくるかもしれない…とは思いつつ、現状は喜ばしい。

 

ずーっと休みたくなったり、その後復帰しにくくなったりとか、まだ起こってもいないことを今から心配せずに、

子どもの調子をよく見て「休もう」と言える親でありたいと思う、その昔「体調以外の理由で休みがちな子ども」だった私である。