ミューズリーだから、きんに君。

毎朝、軽い運動をしている。

 

登校する子供と途中まで一緒に歩いていって見送った帰り、晴れていれば、途中にある公園に寄る。

で、ラジオ体操第一、なわとび3分間、ラジオ体操第二を続けてやる。

 

雨だったら家に帰って、上のなわとびの部分に、なかやまきんに君の「世界一楽な筋トレ&有酸素運動10分間」↓を入れて。

https://www.youtube.com/watch?v=hge3fr50o0o

 

これを去年の春から続けているのだけど、最近は晴れていても家の中での運動をやるようになった。

 

季節的に暑さに負けてというのもあるが、もう一つ切実な事情がある。

 

健康のために朝食に食べ始めたミューズリー(オーツ麦やナッツ、ドライフルーツが入ったシリアルの一種。食物繊維が豊富。見た目は鳥の餌)が効きにきいて、お通じが激しく「良い」のだ。

 

朝食をとって家を出て、子供を見送って帰るという、歩数にして2000歩いくかいかないかの間に、もう体がトイレを求め始めるのである。

 

復路につく頃には微かだったノックの音が、公園にさしかかる段階ではかなり大きくイライラと叩かれて下半身に響き渡るほどになっており、のんびり公園で体操をすることなどできないのだ。

 

ましてやなわとびなど。

ぴょん・ぴょんと跳びなどしたら、何かがぷん・ぷんと出てしまう。

そんな図が真に迫ってありありと浮かぶので、早歩きで、もしくはダッシュで帰るしかない。

ダッシュも体の揺れとして危なくはあるので、細心の注意を払った8割ほどのダッシュ

 

帰宅したらトイレへ直行。

中で起こることは、「秒で」という言葉がよく似合うスピードだ。

サッ。だ。

 

ミューズリーの名誉のために言いたいが、お通じが激しく良いと言っても、「くだす」わけではまったくない。

そういった下腹部の痛みは全然ないし、あれの状態もそれではなく、理想とされる見た目と質だ。

私にとって、便秘解消の食材としてミューズリーは優秀だ。

 

だから外で運動ができない。

だから家の中できんに君と筋トレに励む毎日だ。

 

ちなみにミューズリー生活を続けていると、毎食後便意が来る。

ミューズリー自体は朝1回食べているだけだけれど。

普通に昼食をとった後、夕食をとった後。なんならおやつを食べた後にも。

常に理想的なスタイルのお通じだが、それであっても、結構面倒臭くもある。

 

ちょうどいいお通じってとても難しいですね。

2020冬のドラマ最終回を終えて。『恋はつづくよどこまでも』

恋はつづくよどこまでも』TBS・火曜夜10時放送・全10話 主演:上白石萌音佐藤健 原作:円城寺マキ「恋はつづくよどこまでも」コミックス全7巻(小学館 プチコミックフラワーコミックスα刊) 脚本:金子ありさ 音楽:河野伸 主題歌:Official髭男dism「I LOVE:」(ポニーキャニオン) 演出:田中健太、福田亮介金子文紀 チーフプロデューサー:磯山晶 編成・プロデューサー:宮﨑真佐子 プロデューサー:松本明子 製作:TBSスパークル、TBS

 

第1話を観て、これは少女マンガすぎて入り込めない、と思って一旦脱落したので、中間地点の時は連続して観ていない状態でした。

多分8話くらいまで放送が終わった時点で、あれ、あのド冷酷だったテンドウ先生とナース、付き合ってんな、ってCMかなんか観て気付いて、どういう風に「付き合おう」という合意がなされたのか観たい、と思ったんですね。完全に野次馬根性。

録画は続けていたので遡ってみて、この辺かな?この辺かな?って観るけど、あれ?もう付き合ってる。もう付き合ってる。ってなって、結構早い段階で付き合ってんじゃん!ってなりました(笑)。確か第4話くらいでもうそんな展開に。だから第2、3話は私観てません。すみません。

 第4話くらいからダーっとまくって観まして、途中から小学校低学年の娘も参戦、二人でニヤニヤしながら観ることになりました。娘が楽しんでるようだったので、ツッコミは心の中で入れることにし、静かに、照れながら観てました。キスしすぎだっ。

ドラマの展開はなんの裏切りもない、いつかどこかで観た、読めすぎるストーリー。それを振り切って恥ずかしげもなくやったのが受け入れられたのでしょうか。ドラマ鑑賞経験があまりない若い人たちからしたら、別にベタではないのかな。

紛れもなく主演の二人の良さがドラマを引っ張ったのだろうと思う。上白石萌音さんは視聴者を味方にできる、ひたむきさを表現できていた。それが俳優の演技へのひたむきさなのか、キャラクターのひたむきさを演じることが上手だったのか、その両方なのかはわからないが、彼女自身があのように善良で純真な性格に見えるくらい上手だったのは間違いない。制作発表か何かで上白石萌音がしゃべっている映像を見たら、サクラナナセの時とは顔・表情が違い、やはりサクラナナセは演技で構成された人格なのだと思うと「末恐ろしい子…!」と言いたくなる。このドラマではない写真を観ると、表情やメイクの違いなのか、サクラナナセの時より美人だ(笑)

 テンドウ先生はちょっとやりすぎ感があり、恥ずかしくて目を伏せたくなることもままあったが、あれは脚本や演出がねらってやらせたんだろうね。。佐藤健はあんな恥ずかしいことよく頑張った、と言ってあげないといけないのかもしれない。

 佐藤健はとにかくお肌と横顔がきれいですね。昔は細すぎたし目の下のくまなのかシワなのかが気になったが、今の方が安定した美しさがある。ネットのコメントで佐藤健がいいと思うなら『天皇の料理番』を観よ!という声が多数あったので観たい。けども今のところ無料じゃないんだよなあ、、Amazonプライムビデオで無料で観られるようになりますように。

キャラが立ちすぎない佐藤健も観てみたいな。

 あと、とにかく主題歌がドラマ主題歌として珠玉だった。入り方も自然だし、ドラマを盛り上げたし、とにかくキャッチー。(キャッチー過ぎてずっと歌っちゃって大変だった)ヒゲダンてすごいよな。

 上白石萌音の次回作にも期待。いつか朝ドラヒロインもやりそう。

2020冬のドラマ最終回を終えて。『知らなくていいコト』

『知らなくていいコト』日テレ・水曜夜10時放送・全10話 主演:吉高由里子 主題歌:『素晴らしき嘘』flumpool(A-Sketch) 音楽:平野義久 脚本:大石 静 演出:狩山 俊輔、塚本 連平、内田 秀実 ほか プロデューサー:小田 玲奈、久保田 充、大塚 英治(ケイファクトリー) チーフプロデューサー:西 憲彦 制作協力:ケイファクトリー 製作著作:日本テレビ

最終回を終える時期がまちまちなので、最終回を見終えたものから感想を書いていくことにします。ちなみに、今回連続して観たドラマは本作と、『コタキ』、だいぶ後から一気に見始めた『テセウス』と『恋つづ』ですね。『伝説のお母さん』は何話かためている状態。
では、『知らなくていいコト』から参ります。

いやーやっぱり大石静のバランスのいい毒がたまらない。バランスのいい毒、って何だ(笑)
最終回、ドラマだから、ハッピーエンドかバットエンドかってなるけど、リアルの人生はなかなかエンドなんてこないわけで、そういう、人生の続いていく感じを思わせる終わり方だった。ケイトとオダカさんは不倫の末結婚するわけではなく、でもそれはジャジャーン!!っていう「結果」じゃなくて、それもまた過ぎていく過程。運命のような恋だと思って苦しんできたけど、その後もお互い、それなりに生きてる。うんうん、そういうもんだよね。

何話目だったか忘れたけど、オダカさんがケイトに激しくキスするシーン、ありましたね。エンディングに差し掛かり、flumpoolの主題歌が流れる中、並んで座るケイトの頭を高速で振り向かせ!っていう。速すぎてどんな動作してるか気になって、何回か巻き戻して観ちゃった(笑)んだけど、ケイトの首、最初反射でビクウッ!!ってなってますね。スピード速すぎたんでしょう(笑)それも演技だったらすごいですけれどね。
最終回でも、オダカさんがケイトに結局振られて、すがって抱き寄せるシーンがありましたが、それも高速でした。
キスの時の高速は、オダカの情熱を見て、二人には不倫してほしくないと思ってた(中間地点での感想参照)けど、それほどまでにケイトのことが!と思いましたし、不倫を描いているのに、私も二人を少し応援してしまいそうな、また視聴者にも嫌悪感を持たれてなさそうですごいな(脚本や演出や演技)と最終回直前まで思っていました。
しかし最終回の高速抱き寄せは、なんかもう、オダカさんに辟易してしまいました(笑)(きっとケイトもそうなんじゃないかな?最後はキスもしたくなかったんじゃないか)、すごく芝居掛かった動作に思えた(芝居なんだけども(笑)、クサイっていうかね。恥ずっ!みたいな。情けない感じ)。

脚本すごいなって思いました。心地よく導かれ、毒にやられた感。そうだよね、そんなに簡単に愛を貫いたりするもんじゃないよね、人間って。苦渋の決断だったとしても、実はケイトはもう女としてもオダカさんもういいやってなってたと見た。
まあ…今の世の中で不倫からの結婚なんて結末、あり得ないか?フィクションだからいいはずなんだけどね、そんな気がしちゃいますね。

週刊誌の記者さんたちのお仕事ぶりも面白かったし、殺人犯の娘の件の決着のつけ方もさすがな感じしましたし(結局世間的には殺人犯の娘のままだから、その後の人生への影響は気になるけど。本人や近い人たちがわかってくれてたらケイトは大丈夫かな)、闇に落ちた亀もたくましく闇を貫いてて、視聴者を震撼させた彼も最後は笑いをさらっていくという。。すばらしいとしか言いようがない、ありきたりではないのに美しくまとまった全10話でした。面白かった!

3パッコの話。

その日もパワハラめいたお説教が始まって、嫌気がさしながらも、視線はPC画面に向けたまま、聞くともなしに聞いていた。

例え話が始まった。

「おめぇさんがお母ちゃんからお使い頼まれたとするだろ?卵買ってこいって。1パック買ってこいって言われて行ったのに、安かったからって言って勝手に3パッコ買って帰ったらお母ちゃんに叱られるだろーっての。わかる〜?…」

確か北関東出身だったような、その60代くらいの男性は顧問として週に数日出勤しているらしかった。ものの売り方や顧客への対応について相談を受けたりしながら、一人だけいる若い男性社員の教育もお願いされていたようだ。

 

総勢10名足らずの小さな会社に、私は唯一の派遣社員として勤務していた。勤務が始まって間もなく、若い男性社員が他の社員に叱られているシーンをよく目にすることとなった。

忘れてしまったり、間違えてしまったり、勝手に不要なアレンジをしてしまったりを繰り返して、彼は彼以外の全ての社員から呆れられているようだった。私の勤務は週2、3回だったが、彼が社にいる時は大抵きつく当たられていた。

 

誰しも苦手なことと得意なことがあると思うが、彼の場合、苦手な部分が担当する仕事内容と見事に合致してしまったのだろうと思う。彼は叱られても本当には理解できていないように見えた。しかし彼は仕事全般ができないわけではなかった。彼と私が一緒に働いていた期間は2ヶ月足らずだったような気がするので、本当に浅くしか知らないけれど、電話対応などは私よりずっと上手だった。担当する仕事の内容を変えた方が彼の能力を生かせたと思う。しかしその会社には、人事体制を彼のために熟慮するキャパシティはなさそうだった。

 

忙しい時にはさらにイライラと高圧的に怒鳴られ、目に見えてどんどん口数が少なくなっていく彼が心配だった。エレベーター前などで会ったときに、当たり障りのない雑談しかできなかったことを悔やんでいる。もっと向いている仕事があるかもしれない、とか言えればよかったと思う。

 

ある日私が出勤したら彼は辞めていた。彼宛の郵便物が届き、その日彼が不在だったので、郵便物をどうしたらよいか他の社員に聞いたら、「私が受け取ります。彼、辞めましたんで」と。急だった。私が出勤日でなかった前週のある日に辞めたらしい。

「大変だったんですよ」「彼のことは忘れてください」と2、3人の社員に口々に言われた。詳しく聞かなかったけれど、口ぶりから、小さなオフィスがパニック状態になったのではと想像した。怒号、絶叫、号泣など…。想像でしかないが。

 

「卵1パック買ってこいって言われたのに、勝手に3パッコも買って帰ったらお母ちゃん怒るだろ?おめぇさんがしたのはそういうこと。聞いてっかぁ?」

訛りのある鼻にかかった大声で繰り返す。俺が言ってやる、任せといてと、本人のいないところで女性社員たちにうれしそうに言って、女性社員たちは笑っていた。いつかどこかで、いろんなところで見たことがある構図。私もそんな中にいたことがあっただろう。

 

1パック、3パッコ。その男性の田舎では、卵のパックの単位は、1つなら「パック」、複数なら「パッコ」なんだろうか…。

気が滅入るような雰囲気の中、そう考えてしまったら笑いたくなった。笑ってしまえばよかった。こらえずに、ゲラゲラ笑ってしまえばよかったな。

映画『キャッツ』2019年トム・フーパー監督作品(英・米共同作品)字幕版@イオンシネマ

キャッツ』2019年トム・フーパー監督作品(英・米共同作品)

とにかく歌がいっぱい。

歌わない普通のセリフはほんのちょっとなのではないだろうか。

ファンタジーな世界というのもあるかもしれないが、私は一回観ただけではストーリーというか、何言ってんだか理解できなかった。さっき公式サイトや吹き替え版の歌を観て理解できてきたところ。多分もう一回観たらつかめる気がする。

昔、劇団四季の舞台は観たんだけど、歌の一部とタイツとメイクしか覚えていなかったので、映画版は新鮮な気持ちで観た。(いつもそうですが、映画を観る前は事前情報はほとんど入れずに観ます)

 

少し薄暗くて温かみある色味で、ところどころ魔法のようなキラキラが舞い、映画のトーンは好み。

CGで後付けされたという、キャスト(猫たち)の毛並みはホワホワでいかにも手触りがよさそう。いやー、技術すごい。演者たちは撮影時はぴたっとした全身タイツに丸いシールが点々とついている格好で演じたようだ。演者が「自分がどんな猫になるのか楽しみ!って言いながら撮影してた♪」ってコメントしてたのを何かで聞いた。そうだろうな、最初に出来上がったの観た時には盛り上がっただろうな、と思った。

 

歌と踊りを楽しむ、という点においては楽しく観た。とにかく歌が目白押しで、何がどうなって何を歌ってるのか、というのが気になると没頭できなくなるが、気にせず観て、繰り返しのフレーズを心の中で自分も歌うくらいがちょうどよさそうだったのでそうした。

 

ミュージカル版を踏襲した、人間の体のフォルムは残した猫、これも気にし始めると集中できなっちゃうので気にしない方がいい。でもオールドデュトロノミー(ジュディ・デンチ)、ガス(イアン・マッケラン)などの老猫と、太めのバストファー・ジョーンズ(ジェームズ・コーデン)は違和感なく猫として観ることができた。これは俳優の力なのか、老いたり太ったりすると人間は猫に近づくということなのか。

主役のヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)は顔立ちの美しさが際立つ。バレエダンサーならではの踊りを見せてくれたが、彼女の動きと表情が、私の好みではなかった。が、彼女自体のスクリーン上の新鮮さはヴィクトリア役にぴったりだったのではと思う。

 

いくつもの曲が脳裏に焼きついて、何日もたった今もふとメロディを口ずさんでいる。もう1回観たいな。

2020年冬のドラマ中間地点での感想『知らコト』『コタキ兄弟』『伝説母さん』

・『知らなくていいコト

主人公のマカベケイト(吉高由里子)がとにかくよく働く人で、パワフルかつ自分の倫理観を信じてブロドーザーのように取材をする。仕事だけじゃなく恋愛も情熱的にするタイプ。

女性の主人公として魅力がある。脚本の大石静さんって、魅力的な女性像を描くのがうまいのかもしれない。ちょっと前の『大恋愛』のナオちゃん(戸田恵梨香)もそれに当てはまる。反感を買わず魅力的に見せる最大限のエネルギッシュさ。オリジナルではないけど『おせん』とかも。

ドラマ内に主に2つの流れがあり、1つはケイトの普段の仕事シーン。これは爽快であり、コメディタッチもはさむのだが、もう1つの、自分の父親が無差別殺人犯かもしれないという流れ。これは打って変わって深刻なトーンとなる。ドラマの宣伝コピー「信じられないスクープは、私自身のことでした。」に該当するのがこれ(だろう)。ラブラブだと思っていた恋人(重岡大毅)に、このことで振られるエピソードや、自分のルーツへの怯えはリアリティがある。

最初はこの2つがはっきりと分断されていたが、次第に影響を及ぼし合っていく様子である。分断に違和感があったが、職業的立場とプライベートの絡んでくるこれからが本番となってくるのだろう。楽しみだ。

また、マカベケイトの元恋人役のカメラマン・オダカさん役の柄本佑。今回の役は二枚目どころで、おっ、ハンサムに見えるなあ!と私も思ったし、世間でもこんなにイケメンだったか…!?と少し話題になっている模様。柄本佑、役柄や髪型でだいぶ印象が変わる役者さんだよね。今回のオダカさん、一般社会にいたら絶対「かっこいい人」であろうと思います。一方、今クールで主演を務めているNHKドラマ『心の傷を癒すということ』での精神科医役では、誠実な人柄が滲み出るような見た目だけどハンサムには見えない(揶揄ではないです)し、かなり昔だけど『書店員ミチルの身の上話』(これも面白かった…!忘れられないドラマの1つ)では、なんと”気持ち悪かった”のだ。気持ち悪いからかっこいいまでこなすとは、まさに変幻自在…!

話戻って、オダカさん、やさしさと一線の引き方が完璧で、いい男。いや、うーん。出版業界だからありそうな、夜中に仕事部屋で二人きりとか、一般的にはゆるすぎかな?奥さんの立場だったらあってほしくない現場には違いない。でも簡単に一線を超えない、夫であり父親でもあるオダカさん。ケイトには幸せになってほしいがしかし、不倫に陥る二人は見たくない。どうなるんだろう??

 

・『コタキ兄弟と四苦八苦

テレ東のこの枠で主演がこの二人、脚本と監督の名を聞いたらなんかいい匂いしかしない。

期待どおりに、5話まで観た現在、とても楽ませてもらっている。この、特に何が起こるでもなくても面白いこの感じ。手練れにしか起こせない加減かと思う。

さっちゃん役の芳根京子がいまいちあの空気になじんでいないのが残念。かわいくて好きなんですが。今後に期待。

あの喫茶店、行ってみたいなと思ったら、セットだそうで。すばらしくよく作り込んでありる。あのほのぐらさ、古さ、インテリア、絶妙…!シャバダバ、って名前は、ありそうで絶対なさそうで好き。喫茶店の外観は実際にあるお店だそうです。

どの話もいいのだけど、樋口可南子をゲストに迎えた第四話、この辺であの話を持ってくるのがまた憎かった。面白かったし、ぐっときた。あの話はこの何も起きないドラマの中で、かなり「起きて」たね。

あの使い方、レンタル”兄弟”オヤジの使い方としてベストかと思いました。イチロウもジロウも、どちらも「ナニロー」と呼ぶ雇い主、笑った。そして明かされる、ナニローぐらいがちょうどよかったのに、が切ない。樋口可南子、強く美しくはかなく、よかったな〜。

これを書くに当たり、番組サイトを見ていて、ムラタ役の宮藤官九郎のコメントがさすがなりという感じでした。曰く“「コタキ兄弟と四苦八苦」というドラマ自体が可愛げで出来ています。” うーん、まったくそのとおり‼︎かわいげ!

最終話まで観ることが決定しているドラマ。これからも楽しみにしています。

 

・『伝説のお母さん

現在、第二話まで観たところ。結構期待して観始めた。

第一話は現実のお母さんたちが直面する問題がコミカルゆえにリアルに浮き彫りになっていてよかった。「子育てを後回しにした人類の負けですね。大人しく滅びましょう」 なんという名台詞。これだけで視聴意欲をかなり引っ張られる。

正直、第二話はちょっと?な部分が多かったのだけれど、それは私がドラクエやったことないからかしら…?でもまだまだ観ます。

番組サイトの掲示板で、視聴者のコメントを読んでいたら、「産休・育休とっていたら、同期の夫と昇進でも昇給でも差がどんどん開いてきて焦るけど…」というようなことを書いている人がいた。同じ会社の同期夫婦、でそういう状況って、差がわかりやすすぎて、結構きついなと、想像したらすごく気になってしまった。子どもを産んで、二人の子どもなのに、どちらかが我慢しなきゃいけないって。。どこの家庭でもバランスをとるためになされている調整なのだろうけど、あんまりわかりやすすぎて、ハッとなってしまったのです。仕事が好きそうな感じで書いてあったので、その人の気持ちを思うと泣きたい気持ちになった。

モブが言っていた、育児は母親がやった方がいいじゃん?の台詞。何も考えずに自動的にその結論に至っちゃ、もうだめだと思う。めいみたいに使命を帯びて能力のある人も、そうでなくたって仕事が大好きな人もいるんだから。

とにかく考えるきっかけをくれそうなドラマ。たくさんの人が観るといいな。入り口楽しげ、でも考えるきっかけをくれる。これもエンタメの効用の1つだと思います。

 

他、

『ミルドレッドの魔女学校』

『スカーレット』

『来世ではちゃんとします』など楽しく観ています。

最終回まで終わったらまた感想を描こうと思いまーす。

アイロンがけをするようになった話。

家庭内で家事をメインで担うようになって12年くらい経つけど、

家事の中ではずっと苦手・嫌いだと思っていた「アイロンがけ」、

去年くらいからわりと好きになって、習慣的にかけられるようになったんです。

これは自分の中でかなり驚き。

 

アイロン歴を振り返ると、アイロンは、まず結婚祝いでコードレスのスチームアイロンをいただいて

これがカルキが詰まるかなんかで、スチームが出るべき穴から白い粉が出るようになって

難儀した苦い思い出から始まり。。(リクエストしたものなのに使いこなせなくて余計苦い)

 

アイロン台出すのが面倒くさい問題も。

椅子に座ってアイロンがけできるよう、無印良品の長い足のあるアイロン台を買ったんだけど、

重い・組み立てが億劫で。

 

今度は足のない、板だけのアイロン台を買う。

→かけるときかがまなきゃいけないので、腰痛が気になって使わない。オイ!

 

今考えると難癖つけて逃げてただけっぽい笑

そんなこんなで、アイロンがけは最小限で〜を通していた私で、

そのためハンカチを使わなくなり、夫にもワイシャツ買うときは形状記憶限定と言い渡し(幸い夫は勤務にワイシャツをほとんど着ないので、ワイシャツはそんなにかける機会はないのですが)、自分もアイロンがけの必要な服は着るのを避けるありさまだった。

 

しかし転機は訪れた。

まあ、単純なことで、、娘が小学校に着ていくブラウスにきちんとアイロンをかけてあげたくて。

娘のブラウスも一応、形状記憶なんですが、やはり何度も洗濯機にかけているとよれてくるので、ピシッとさせたくなり、そうしたら途端に習慣づきました笑

すべては愛、なんすかね〜〜ププ

夫に愛、あるんだけど、そこは大人だしワイシャツ毎日着るわけじゃないんで。。もごもご

 

ブラウスの回転に合わせ、週に2回はかけることになります。

そうするとついでなので、他のもかけようという気にもなり、ハンカチも夫のシャツにも自分のシャツもどんとこいという気になりまして。

もともとコットン製品や麻製品が好きなので、それが生かせるようになってうれしい(早くやれよ。。)。

 

習慣づいた今の私の愛用アイロンセットをご紹介すると

アイロン:パナソニック 自動アイロン(ドライアイロン) ブラック NI-A66-K

スチームも出ない、コードレスでもない、収納もついていない、すごーくシンプルなアイロンです。でも、私にはこれがすごくいいです。

 

アイロン台:無印良品のスタンド式。これはさっき出てきたやつです。もう売っていないのかもしれません。足がX型で伸縮し、高さも調節できるものです。

以前は立てるのが面倒だったのですが、今は立てっぱなしにして解決(笑)。

引っ越して置く場所ができたというのもありますが。立てっぱなしにして、アイロン待ちの衣服を乗せています。美しくないですね!笑

でもやっぱ楽じゃないとやんないもん。

 

霧吹き:使っていないです。よっぽどやりたいときは100円ショップのスプレーガンに水を入れて霧吹きとして使っていましたが、今はどれも手作り洗剤(気まぐれで作ったやつ)入れてるなあ、使えないじゃん笑 

さっきアイロンを検索したときについでに霧吹きも見てみたら、昔実家にあった霧吹きににたのが売っていて、懐かしくなりました。ガン式じゃなくて、頭を縦に押す方式なんだよね。うちにあったのは、確かピンク色。糊の匂いも思い出した。糊も使っていないです。

 

アイロンをかけるときは、テレビを見ながら気楽にかけています。

今は特に冬だからいいよね。夏はちょいツラかったかも(今は思い出せない)。

霧吹きを使わないくらいなので、ビシーッ!!とかけるわけじゃないけど、

しわのないシャツはやっぱり身だしなみが整って安心できる。

好きな柄のハンカチも使えて気分がいい。

 

アイロンがけが好きになったこと。

毎日毎日、家事って変わらないような気がするけど、

子どもが成長したり、自分が年をとったり、時には新しい家電を投入して

たまには変わるんだなと思えた1つのできごとでした。

家事が好きになれることは、ちょっとうれしいです。